ポポメリーはがんに向き合う山口の団体です。
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9月6日(日曜日)14時からオンライン座談会を開催しました。
参加者7名(役員3名、県内2名、県外2名)の参加がありました。
初参加の方も、最初ドキドキだったかもしれませんね。
この日は、第一日曜日のため、リアルオンラインの企画をしていました。
しかし…台風10号の接近によりリアル会場にお越しいただくことを断念…。「行ってみたい」「教えてほしい」と聞いていた方に金曜日から危険回避のために連絡開始。急な事前中止の対応に追われました。オンライン開催中は、それほど風も強くありませんでした。
当日、リアル会場に伺いますと言ってくださいました方、次回オンライン接続方法をお伝えいたしますね。
13回目のオンライン座談会、話題の中心は治療とお金の話…がんになって気にかかる保険の話に集中してて、気づいた時にはこの話題だけで1時間はたっぷり話していました。
がんになって気にかかるというか、病気をするとお金がかかりますね。それだけではありません、がんになると入院・手術・治療・検査にそのたもろもろ必要となってくるのがお金の事です。月をまたぐ入院には費用が掛かるって知らなかったという言葉も聞けました。もちろん、治療のためにも必要なことです。でもわかりにくいのが、申請の仕方だっだり、生命保険や、医療保険、仕事に関する事といった様々なことが、ずっしりのしかかってきます。よく聞くのが保険をかけててよかったという言葉ですね。
病院には医師や看護師がいてもお金に関する事は聞いてみてもよくわからないことが多くあります。窓口の事務員さんから書類をもらっても、気が動転していて聞いていても聞けていなかったという失敗もあります。そんなことが起きない為に、医療費の事をどこに相談したらいいのかを知っておくことも大切です。
高額療養費の制度や限度額適用認定証の仕組みについては、加入している公的医療保険へ聞きましょう。公的医療保険はお手持ちの保険証に書いてある(事業所または)保険者名称に問い合わせるようになります。医療費などの支払いの事は、病院の相談窓口やソーシャルワーカーに相談できます。病院では相談支援室で相談対応をされています。がんに関する詳しい内容の医療費相談はがん相談支援センターが利用できます。がん相談支援センター以外には、確定申告や医療費控除について、お住まいの税務署に確認できます。会社員で年末調整がされていれば確定申告の必要はありませんが、働く条件により異なりますので確定申告について確認しておくことも控除の対象となります。医療費控除の医療費については、通院にかかった交通費や、市販薬を購入した場合、治療のための鍼灸なども申請対象になります。
がん相談支援センターでは生活全般にわたって相談できます。病状により受けられる制度があることを知っているだけでも大きな支えになります。例えば、生活に支障がある場合など、40歳を過ぎていれば介護保険が利用できたり、病気にかかって仕事と治療の両立の悩みは、地域の労働相談情報センターや労政事務所を利用できる。相談場所を知っているとすぐに仕事を辞めなくて済みます。
情報を持つことはがんに向き合う強みになるので、患者本人を支えようとする周囲もまた情報検索をしてみしょう。近くの相談支援センターの検索は、国立がん研究センターのがん情報サービスからできます。利用方法、検索方法についてはこのブログ内にからもリンクできますのでご利用ください。
座談会の話題から情報提供内容にそれてしまいましたが、経験者の話から皆さん同じお金や仕事といった話はとてもヒートアップする内容でした。また、若いうちから生命保険にかけておいてよかったこと、がんになった後の生命保険加入についてなども考えることのできる良い機会になりました。啓発活動と共に寄り添うことのできる保障についてお話しできるのも大切ですね。
そうそう、今回の台風に関して、災害保険のお話も話題になりました。
長くなりそうなのでこの辺で…。
次回開催は9月9日㈬10時から11時半を予定しています。
