まど・みちお「かいだん・T」[2026年05月15日(Fri)]
かいだん・T まど・みちお
この うつくしい いすに
いつも 空気が
こしかけて います
そして たのしそうに
算数を
かんがえて います
伊藤英治・編『まど・みちお全詩集』(理論社、1994年)より
◆次の学習指導要領で小学校の「算数」も中学や高校のように「数学」という科目名にしたらどうかと検討されているそうだ。
もしそんなことになったら、上の詩など遠い遠い時代の物語にされてしまうのでは。
かんがえることはたのしいはずだのに、みけんにしわよせて、階段も教室もため息ばっかり充満しそうな。
先月やってた全国学力調査の国語も、実用的な国語力をつけようとして、ちっともおもしろくない学校になってしまっているんだろうな、と気の毒になった。
……などと思いながら、小学校で楽しかった算数の時間は……と記憶をたどったら、結構いろいろ浮かんできた。
小学校5年くらいまではどうにかたのしい「算数」。
中学校は……コワイ印象の先生がいくつか浮かんで来たので思い出すのは止めにした。
また小学校の教室に記憶をたどったら、小学校の1年か、2年の時だ。国語じゃなくて「どうとく」の時間だったけれど、先生が「やまんば」のお話を読んでくれたのを思い出した。
読み聞かせてくれただけだが、こわくておもしろかった。
……先生は「どうして・・・したのか、考えてみましょう」なんて言わなかったなあ。



