薔薇「ピエール・ド・ロンサール」[2026年05月12日(Tue)]
◆昨日と同じところに咲いていた薔薇をもう一つ……
「ピエール・ド・ロンサール」という名だと教えていただいた。
これも美しく華やいでいる。
◆ピエール・ド・ロンサールはフランスの詩人の名だ(1524-1585)。
手元の岩波文庫『フランス名詩選』を開くと、次の詩が載っていた。
カッサンドールへのオード
ピエール・ド・ロンサール
入澤康夫・訳
恋人よ、行って見よう、あの薔薇が、
今朝、陽をうけて
紅(くれない)の衣を解いた、あの花が、
その紅の衣のひだも、
君に似た色艶も、この夕べ
すこしでも失くしていないか、どうか。
ああ! ごらん、こんなにも短いうちに、
恋人よ、薔薇はその美しい花を
ああ! 地に散らしてしまっている!
おお なんと無情な「自然」。
こうも美しい花の命でさえも
朝から夕方までだなどとは!
それだから、恋人よ、もし私を
信じてくれるのならば、こよなくみずみずしく
咲きほこるその年齢(とし)のあいだに、
摘め、摘むがよい、君の若さを。
この花と同じように、やがて老いが
君の美しさを、褪せさせてしまうのだから。
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《ボエム・ギャラント》というブログで、この詩のフランス語朗読や懇切な解説とともに、曲を付けた例を聴くことことができる。
⇒https://bohemegalante.com/2019/03/09/ronsard-mignonne-allons-voir/



