金子みすゞの仙崎にて(1弁天島)[2026年04月27日(Mon)]
◆一泊での萩への旅、長門市仙崎まで足を延ばす途中、三隅で途中下車したために、その日のうちに帰宅するためにムリ*ムリ*ムリを重ねることとなった。が、それ以上に忘れがたい方たちとの出会いがあった。
湯免温泉から一緒に乗ったバスで、わざわざ隣の席に移って来て下さり、仙崎から新山口まで行く方法を一緒に考えてくれた男性もその一人。(タクシー以外にない、との結論になり、結局その提案に従うことになった。)
◆バスの終点「青海大橋」に着いたのは午後二時半を回っていたから、王子山へと橋を渡ることは諦めた。
海はおだやかで天気も良い。明日はまた雨らしい、と、バスの中でも土地の人たちの会話はまず天気のことだった。ゆるりとしたやりとりは、目の前の凪いだ海の表情にふさわしいものだったと気づかされる。
(言葉は、まず、その土地から生まれる。当たり前のことだが、実際に訪れてみて分かることがたくさんある。)
係留した船の向こうにぺったりした島が見えた。
弁天島という。
金子みすゞが『仙崎八景』に歌った人工島である。



