明倫館の「贔屓」[2026年04月22日(Wed)]
◆前後するが、萩の明倫館で「贔屓」を見ることができた。
先日のドラマ『京都人の密かな愉しみ』に登場した、重い石碑を支えている亀の姿の動物である。
2基あって、ともに明倫館の由来を記してある。
左方にあるのは元文6(1741)年、萩城三の丸(堀内)に創建の由来を記して建てたもの。
右にあるのは嘉永2(1849)年に現在地に移転して建てられたもの。
ともに大きな石碑をウントコショと支えて立派である。
*この亀の姿をした「贔屓」(ひいき。ひき、びき等、所により呼び方は幾通りかあるようだ)、龍の長子として生まれたのだという。
「贔屓」の2つの漢字はどちらも宝物を表す「貝」の字から成っている。よって、大事な宝を身を挺して背負っている姿である。
藩校における宝とはむろん国の未来を築く子どもたち以外にはない。
彼らを盤石に支えて自らは身じろぎもしない覚悟、今日の文部官僚や為政者にありや否や。



