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こまつ座『国語事件殺人辞典』[2026年03月26日(Thu)]

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◆こまつ座第157回公演『国語事件殺人辞典』を観る。
井上ひさし・作、大河内直子・演出(紀伊国屋サザンシアター、3/29まで。その後、大阪&群馬公演)

◆何という言葉の速射砲。物語の中心人物、花見万太郎=筧利夫が放つ言葉の礫(つぶて)だ。
戯曲を読んだうえで劇場に向かったのだったが、一度観ただけではどんな感想も追いつかない。

★国語学者・花見の伴走者にして継承者となる山田青年諏訪珠理、この二人以外の役者さんは、それぞれ主要な役を演ずるほかに通行人、野次馬などさまざまな役を担う。
作者と演出家および13人の役者さんたち(上の写真参照。この数には演出家の意図がこめられていることだろう)の声が交響し地をとよもす、ことばの受難の物語、それが敗北に終わらないためには、たましいを売り渡さない宣言を発する勇気が要る。
たといそれが小さな声であったとしても、一人が二人となり、二人が三人、四人と波紋を広げるならば、加害に荷担していた者すら連帯し共に立ち上がる者へと変容するはず。

ことばとたましいとを人間に返せ

  『国語事件殺人辞典』〈1 旅人よ、ことばの聖なる巡礼よ〉より






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