晩秋の散歩[2025年11月09日(Sun)]
◆散歩に出たおとといの夕方、県道の真ん中にハシボソガラスが亡くなっていた。境川をまたぐ手前、当市の側だったので市の環境事業局に電話し、対応してもらった。通行する車に轢かれたりした形跡がなかったのは幸いだった。
最初に見たときに、上方から常よりも烈しいカラスの啼き声がしきりに聞こえて来た。仲間か連れ合いの不慮の死を嘆いていたのでは、と思った。
◆カラスは嘴(くちばし)の形からハシボソガラスとハシブトガラスの2種があるが、それぞれの鳴き声を聴き分けられる人がいるという。
そのような耳を持つ注意深い人にとっては、この世界が人間だけのものではない、というのが当たり前のことなのだろうと想像する。
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◆歩道沿いの生け垣にさりげなく小菊が咲いていたりする。
特定の誰かのために、というのではない、心づくしがそこに咲いているのである。
兼好なら「つきづきし」と賞でつつ、住む人のゆかしさにしばし心を遊ばせることだろう。



