確実な停戦&ただちに食糧・医療の支援再開を[2025年10月09日(Thu)]
◆ハマスとイスラエルとが9日、人質解放と戦闘停止で合意した。
人質にされた家族が帰って来ると興奮して語るイスラエルの母親、これで流血はなくなると涙を溢れさせて語るパレスチナ人、どちらも待望し続けた光明を見出した喜びに輝いていた。
「ハマス、人質解放へ」――朝日新聞の今日の夕刊の見出しだ。
カッコが付いているのは、トランプ米大統領のX投稿などに基づいているからだ。
イスラエルとハマスが合意に達したというのは、米提案の第1段階というスタート台にようやく立ったに過ぎず、物資や人的支援がすみやかに実現するか、イスラエル軍の完全撤退やハマスの武装解除の合意、戦後の統治のかたちなど不確定部分がたくさん残っている。
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◆パレスチナ人だけでも6万7千人に及ぶという犠牲者。ガザに入って支援に尽力していた人たちの犠牲も少なくない。
省みて日本政府は、事態打開のために果たして貢献したものがあっただろうか。
情けなさに涙こぼるる思いだ。
◆ちょうど今日、国境なき医師団からニュースレターが届いた。医療支援者たちの犠牲も少なくない。それに報いるためにも、日本政府はすみやかに動くべきだ。



