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岩屋外相(パレスチナ国家承認)「いつするか」発言[2025年09月23日(Tue)]

DSCN3873クヌギ.JPG

丸いドングリの木が何本かあった。

DSCN3869.JPG

クヌギらしく、2cm以上ありそうな実は、未だ青く硬そうだ。
まもなく茶色になって落果するにちがいない。

*******

◆「ニュース」と称してNHKは自民党主催の総裁候補の顔見世興行を2時間近くも垂れ流した。
先日も同様の放送を「ニュース」と銘打って延々と流していた。「公共放送」と言いながら一政党の私的宣伝媒体になってしまっている。
NHKは会長選出のありかたから解体的出直しをすべき段階ではないか。

◆取り上げるべき話題はほかにいくらでもある。
たとえば、パレスチナ国家承認問題に関する我が国の腰砕け外交。

岩屋毅外務大臣は、ニューヨーク・国連において9月22日午後(現地。日本時間23日午前)の「パレスチナ問題の平和的解決及び二国家解決の実現のためのハイレベル国際会議」における発言にもそれは明らかだった。

(外務省公式サイトから引くが、太字&下線を引いた部分はNHK「ニュース」でも短く流されていた。)

岩屋大臣は、「二国家解決」を支持する我が国の一貫した立場を改めて表明した上で、我が国にとってパレスチナ国家承認は、「するか否か」ではなく「いつするか」という問題であることを強調しました。今後の情勢の変化を常に注視しつつ、更に重大な関心を持って総合的な検討を行っていく旨述べました。また、仮に今後イスラエルが「二国家解決」実現への道を閉ざす更なる行動に踏み出す場合には、我が国として、新たな対応を取ることになると述べました。

 ★全文は下記
https://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me1/palestine/pageit_000001_00003.html

◆「するか否か」ではなく「いつするか」だ、というのは日本政府の「(国家承認を)する」ことを見送ったものと報じられている。
G7のフランスやイギリスが承認表明を打ち出した中で「いつするか」と言ったところで、日本の態度は、手に「承認」のカードを用意していながらグジュグジュしているだけで、むしろ、すでにカードを切った国々に対して水を差す言い草に聞こえる。
効果的なタイミングを考えているフリをして、すでに承認を表明した156カ国の足を引っぱる発言だ。

「承認」した上で、それを効果的なものにするために、日本として何を考え、提案し、するつもりがあるかを述べなければ意味は無い。
合わせて、諸国家として、国連として何をすべきか。さらに未承認の国々への働きかけとして、当事者(国)に対して……何を求め、実行を迫るか、そこまで表明してほしいものだ。

上の引用の終わり、〈仮に今後イスラエルが「二国家解決」実現への道を閉ざす更なる行動に踏み出す場合には〉に至っては、「二国家解決」を完全に否定するネタニヤフ政権に、なぜかくも寛大な譲歩を示すのか、理解に苦しむ。

※NHKニュース「いつするか」の字幕に目がクラクラした。
すると、それにかぶさるように、林修センセイの顔と「今でしょ!」と大書した文字が次々流れて見えた。





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