花應院の晋山結制・首座法戦式[2024年11月23日(Sat)]
◆夕刻、花應院(かおういん)入口交差点に「祝 花應院」の看板が出ていた。
お寺の方に向かうと、カラフルな旗が立っている。
お寺の塀にも「祝 花應院」の看板。
檀家の人らしき礼服姿の人たちの姿も見えた。
正面に回って見たら大きな看板が立っている。
「晋山結制」「首座法戦式」の文字がしたためてある。
大きな祝い事が行われているようだ。
帰宅して調べてみた。
晋山結制式とは、お寺に住職が正式に就任する儀式だという。「晋」は進む、「山」はお寺のことだ。お寺の名前に「○○山」という山号が付くのは一般に知られているところだが、花応院の場合、西嶺山という山号を持つ、曹洞宗のお寺である。
とすれば、若い和尚さんが新たに住職を引き継いだということか。
次の「首座法戦」とは「しゅそほっせん」と読むようで、新住職に代わり、修行僧の筆頭である首座(しゅそ)が問答を交わす儀式だという。いわゆる「禅問答」を戦わせる儀式である。一連の式の中でもハイライトということになる。
いずれにしてもお寺にとっては一大イベントの日であった。無論、禅寺であるから、ここまで一連の修行を積んだ上で、今日の晴れの日を迎えた、ということだろう。
花應院には縁ある方々の墓所もある。久しくお参りもせず失礼していたことを思い出した。