トウネズミモチ(唐鼠黐)[2024年11月15日(Fri)]
◆トウネズミモチ。これでもかと言わんばかりにおびただしい実がなっている。
夏のあいだ乳白色の花が威勢良く咲いていた。この時期は実が青から次第に藍色を帯びてきて、やがて青黒い色になってゆく。
◆ネズミモチと区別が難しく、以前には取り違えていたかもしれない。
トウネズミモチの方が実をたくさんつけるというが、記憶や写真は当てにならない。
日にかざして葉の裏の脈を見よ、とネットで指南して下さっている方々がいて助かった。
トウネズミモチでは葉脈の主脈も側脈も透けて見えるのに対して、ネズミモチの方は、側脈は見えないのだ、という。
この判別法に従って、葉の裏を手前にして曇り空に掲げて見たら、葉の中心を貫く主脈も、そこから別れている側脈(支脈)もハッキリと見える。よってトウネズミモチと確定(漢字では「唐鼠黐」)。
実の色が濃さを増して葡萄のような色になったものも。これがやがて黒くなる。
こんなにたくさん実をつけても、冬場の鳥たちは平らげてしまうのだろうな。