マティ・ステパネク「まいにちのおくりもの」[2024年10月22日(Tue)]
◆マティ・ステパネクの『ハートソング』の第一集が図書館にあった。
先日も触れたが、詩人・マティ・ステパネク(1990年7月17日ー2004年6月22日)は、生まれながらにして筋ジストロフィーを発症。3歳にして兄も同じ病気で亡くなる。
そのことをきっかけに詩を作り始めた。
詩は常に希望を掲げて向日的だ。
この世界への感謝と祈り――読む者の心に小さな灯りが灯される。
まいにちのおくりもの マティ・ステパネク
廣瀬裕子[訳]
聞いて。
明日はあたらしい日。
今日もあたらしい日。
ほんとうは
まいにちがあたらしい日。
神さま
ありがとう。
こんな、とくべつな
あたらしい日を。
『ハートソング すべての人のこころに歌を』(PHP研究所、2002年)より