巨大地震注意報[2024年08月09日(Fri)]
◆夜、食事を終えて、買い物に出ようとしたら、ミシッと来た。
その直前にブツッブツッと地を叩くような大きな音がしたので、雨でも来たかとドアを開けた途端にミシッ、グラグラと短周期の横揺れが来たのだった(と思う)。
昨日の日向灘大地震を機に巨大地震注意報があり、市の防災無線でも注意を呼びかける放送が今日はあった。
恐らくあちこちで買いだめが始まっているだろうナ、と様子見をかねて買い物に出ようとした、まさにそのタイミングで起きた今日の地震(震源から数10kmの当地は震度4)、専門家は、懸念される南海トラフ地震と直接の関係なしと言うが、いずれにしてもいつ起こっても不思議ではない地震列島の住人として準備はして置かねばなるまい。
◆一息ついて近所のドラッグストアに行ってみると、2L入りのペットボトル水はやっぱり払底していた。数本残っていた500ml入り「天然水」を3本だけ買う。
あとカセットガス3本1セット。
レジ近くに「簡易トイレ」(10回分)が置いてあるのに気づく。試しに1パック買う。準備の良い品出しだ。政府発表をする前に、そっと経済界筋に耳打ちするようになっているのでは? と勘ぐりたくなる。
◆そう言えば、昨夜の帰りの新幹線、大宮過ぎたあたりから急にスピードダウンして上野から東京まで小刻みに信号停止し、結局10分ほど遅れた。すぐ折り返す列車だったので、駅には待っていた人たちが溢れ始めており、車内清掃のスタッフたちも決死の表情になっていた。
列車遅延が多発したのは、昨夕の時点で地震に備えた点検モードに入っていたためだろう。昨日の震源に近い西日本の新幹線や高速道は相当数運転見合わせや走行制限に入っていたそうだ。
備えが大規模災害を最小化するのは確かであれ、買いだめに走る風潮が過熱するのは未だこれからだろうと覚悟せねば。
度重なる大地震、原発事故、コロナ禍と経験を重ねても、集団でパニックに突き進む国民性はそんなにあらたまっていないし、我が身を心配し始めればガザへの関心もたちまち薄れてゆく(深刻の度を加え、世界大戦の懸念すら続いているのに、大新聞の記事はめっきり減った)。
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◆昨夕乗った東北新幹線は「はやぶさ」に「こまち」が連結するタイプ。通しの指定席が売り切れていたために、乗り換えてでも何とか座れる席を、と駅の窓口で頼み込んだら、さすがプロ、最適の切符を打ち出してくれた。盛岡までは「はやぶさ」に乗り、盛岡で連結される「こまち」に移乗する、という流れ。
おかげで連結作業の様子も見物できた。
「はやぶさ」の連結部分
「はやぶさ」の最後尾車輌。向こうが上り方向。
秋田からの「こまち」が入ってきた。
めでたく連結。見届けてから、「こまち」に乗り込んだ。