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巻上公一「大らかな予感」[2024年04月14日(Sun)]


大らかな予感    巻上公一


わたぼうしの先っぽに大らかな予感が焦れったく


『巻上公一詩集 濃厚な虹を跨ぐ』(左右社、2023年)より


*******

DSCN0725.JPG

オニタビラコ。
身をかしげながら、足元の悪い、だけど日当たりは良い草地に、たくさん群れることもなく咲いているのが良い。

上の詩のイメージを反芻しながら歩いていたら、午後の日差しの中に立っていた。








ロルカ「時計の空地」[2024年04月14日(Sun)]

DSCN7885.JPG

ダイコンの花。

***


時計の空地  ロルカ
            長谷川四郎 訳


ぼくは坐った
時間の空地に
静寂の
白い一つの静寂の
水たまり
でっかい車座
浮ぶ十二の
黒い数字と
ぶつかっていた
スバル スバル


長谷川四郎 『ロルカ詩集』(土曜社、2020年)より


◆空間に数字という抽象化したものが浮かんで見える、というのは、ある民族の文化としてあるものなのか、それともこの詩人に固有の感覚なのか、わからない。

結句「スバル スバル」と繰り返されているのは、六連星とも呼ばれる「スバル」を二重に出現させて、「十二」という時計の文字盤の数字と衝突させる思考実験のように思える。
(あるいは空に輝く六連星が水に映って倍になる、という意味か)

そのように観念が描き出す現象を「白い一つの静寂の/水たまり」に映し出して見ている「ぼく」は、いわば宇宙を俯瞰する位置に坐っているわけだ。





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