
かながわ安保法制違憲訴訟の控訴審(第四回期日)[2023年12月13日(Wed)]
◆かながわ安保法制違憲訴訟の控訴審、第4回期日があった。
東京高裁101号法廷。
控訴人お二人の尋問を聞くことが出来た。
今回の席からは、裁判長、陪席の裁判官ともに、表情がよく見えた。
ソフトかつ誠実に答える控訴人の陳述に、これも真摯に向き合おうとする裁判官たちの姿勢を感じた。
◆神奈川から提訴の声をあげたこの裁判は、一審段階から証人尋問を最も多く実現させてきた。
あさっての控訴審第5回期日も憲法学の石川健次・東京大教授の証人尋問が予定されている。
ウクライナやガザの事態を目の当たりにして、憲法9条を反故にさせない司法の判断を示すことは、日本国内だけでなく世界にとっても大事なことになった。
平和を希求する市民の切実な思いに応える判決を心から願う。
次回は12月15日(金)1時30分、
同じく東京高裁(霞ヶ関駅A1出口)
101号法廷だ。
(傍聴は13:00をめどにご参集を。)
★安保法制違憲訴訟かながわの会のサイト
⇒https://www.anpoikenkanagawa.com/
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帰路、東京弁護士会館の前を通ったら、夕暮れの空を指す彫刻に出会った。
澄川喜一という東京藝大の学長も務めた方の「無題」の作品(1995年)。
かたわらには、ここが大岡忠相の屋敷跡であるという説明板もあった。
あらためて彫刻の前に立つと、法への信頼をゆめ忘るまじ、という落ち着いた気持ちに向かわせる安定感と同時に、高い理想に向かわずにはおかない動感もある。
右手前が弁護士会館。
左方には東京地裁・高裁の建物が見える。