
第7回湘南社民権散歩〈小笠原東陽と耕餘塾〉[2023年03月15日(Wed)]
ウグイスがあちこちで啼く季節。土手にはツクシも一斉に姿を現した。
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第7回湘南社民権散歩
〈小笠原東陽と耕餘塾〉
◆来たる3月24日、湘南社民権散歩が藤沢市羽鳥地区で開かれる。
[公益財団法人]雨岳文庫・雨岳民権の会による自由民権の足跡を探訪する民権散歩、早くも第7回を迎える。
新時代に澎湃と起こった学びの場と、それを支えた人たち。
若い世代に希望を託した近代の歩みを、ここ藤沢に探る。
以下、案内チラシから概略を――
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おがさわらとうよう こうよじゅく
小笠原東陽と耕餘塾
現在、藤沢市羽鳥地区に小笠原東陽によりはじめられた私塾「耕餘塾」跡地があります。
明治の初めに創設され、卒業生は3000人をこえるといわれます。
著名な人物として、吉田茂(首相)、中島久万吉(商工大臣)、村野常右衛門(政友会幹事長)、鈴木三郎助(味の素社長)、岡崎久次郎(相模鉄道社長)、金子角之助(藤沢町長)、平野友輔(医師)らがいます。また、民権家が多数いたことも知られています。
東陽をここへ招いたのは、豪農の三觜(みつはし)八郎右衛門でした。
★小笠原東陽 1830(天保元)年―1887(明治20)年
勝山藩士(岡山県)小笠原忠良の三男として、江戸に生まれる。
1872(明治5)年、地元の三觜氏に請われて羽鳥に開いた私塾は「読書院」と呼ばれていたが、新塾舎を完成させ「耕餘塾」と名づけられた。
東陽は日ごろ「平民は天民なり」「天民は不羈(ふき)なり」と口にしていたという。
その教育方針や内容はどのようなものだったのだろうか。
【今回の民権散歩:日程と見学地】
【日時】2023年3月24日(金)9:30〜15:00
【集合】JR東海道線「辻堂駅北口」改札 9:30
【見学・学習】
★藤沢市立明治公民館(明治郷土資料室・第一談話室)
10:00〜11:30
〈昼食:談話室にて〉11:30〜12:15
【散歩】★汲田(くみた)墓地[小笠原東陽・平野友輔・三觜家]
★耕餘塾(こうよじゅく)跡地
★三觜家(みつはしけ)住宅跡地*
*現在は解体され、移築して再公開される予定です
↓(徒歩20分)
◆解散:JR「辻堂駅北口」改札 15:00
【定員】20名 資料代・参加費(保険含む)700円
【お問い合わせ】下記にご連絡を。



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