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志樹逸馬「闇」[2022年12月02日(Fri)]


闇  志樹逸馬


(やみ)の中にも目をひらいていたいと思う
人はたいてい
目をつむる
眠る

だが
このしずけさの中にこそある
闇の声に
わたしは耳をすましたい



若松英輔・編『新編 志樹逸馬詩集』(亜紀書房、2020年)


◆闇の中で目をひらくには意志の力を必要とする。
見えないものを見届けようとして、そこにあるはずの対象に意識を注ごうと全霊をかたむける。

見ようとするものは具体物であるよりも、光りの中ですら見えないものであることが多いだろう。すなわち、私たちが生きているこの世界や私たち自身の原基のようなもの、あるいはそれを包む恩寵の薄膜のようなもの。それらの息遣い、語りかけてくる声。

***

◆この詩集には志樹逸馬(しきいつま)の年譜が収められている(作成:込山志保子(こみやましほこ))。

1917年7月11日、寶山(たからやま)良三として山形県に生まれた。
13歳でハンセン病との診断を受け、全生病院(のち多磨全生園)に入院、3年後に長島愛生園に転院した。
本格的に詩作を始めたのは17歳のときであるという。

年譜には亡くなった日の様子も詳しく記されている。
1959年12月3日、42歳であった。






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