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〈たくらんではいけない〉:境節「はるかに」[2022年07月23日(Sat)]

◆政府は故安倍晋三氏の「国葬」について閣議決定を行った。法令に定めがないことを閣議決定によりゴリ押しするアベ政治の踏襲である。

法治国家を内側からなし崩しにしながら、服喪は強制しない、学校は休校にしない、などと当たり前のことをわざわざメディアを利用して流させる。そうしておけば国民自らが「国葬」に反対する者を非難し、実質的に国民総意のもと粛々と喪に服するハズ、と踏んでいるのである。そのために海外からの参列者リストなど枝葉の情報を小出しにして後戻りできない雰囲気を流布させる。外務省のスタッフが傾注すべきエネルギー確保の外交交渉などうっちゃって、実力が伴わないのに。弔問外交がウクライナ問題解決に資するかもと期待を抱かせる。

ナメたものである。国民の善意につけこみ「閣議決定」発動のウラでベロを出している図が透けて見える点までアベ政治の再現である。
進行中の事態を悪夢と呼ばずして何と言おう。

◆翼賛報道の例を一つ――
読売新聞7月22日】
安倍元首相「国葬」、国民に服喪強制せず・休日措置なし…9月27日実施を閣議決定
https://news.yahoo.co.jp/articles/60e0acda51d4e4ee14de5c610844a081b851c4c7

*******



はるかに  境節


海鳥が数羽
海の上でしばらく漂って
いっせいに飛びた立つ
イルカの
むれが流れるように動いている
不自然なほどの
自然を ひさしぶりに眺めている
疲労が脱けきれていなかった
日々から 瞬時はなれて
青い海原を
鳥になって飛翔する
一途な会いに
あいさつして
警戒心を忘れて近づいている
網を投げられて
不意を突かれて
とらえられている日常から
はるかに
遠くへ ゆきなさい
善意の習性を
利用して
たくらんではいけない
さらに毒など流しては
尚更だ
やさしく あきらめないで
生きられるまで



境節『十三さいの夏』(思潮社、2009年)より


◆報道、ワイドショーともに、トリビアなことを取りあげ、国民の警戒心を忘れさせることを企んでいるような日々。見抜く力を鍛えねばならない日々。



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