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朔太郎と〈光〉[2022年01月07日(Fri)]

DSC_0212.jpg

***

◆朔太郎の詩におびただしく登場する語に「光」がある。
次もその一つ。


懺悔   萩原朔太郎

あるみにうむの薄き紙片に
すべての言葉はしるされたり
ゆきぐもる空のかなたに罪びとひとり
ひねもす歯がみなし
いまはやいのち凍らんとするぞかし。
ま冬を光る松が枝に
懺悔のひとの姿あり。



『蝶を夢む』所収。『萩原朔太郎全詩集』(筑摩書房、1979年)より。

◆罪びとが呻吟する闇中に、松の枝に下げられた小さな縊死せる者の人形(ひとがた)として自分をイメージしている。
だがすべての感情と思念が向かういわば無限消失点にかすかな光が灯っており、それに照らされて我が人形は中有(ちゅうう)に輝いている、と視ているのだ、まざまざと。


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