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柳家小三治さん逝く[2021年10月12日(Tue)]

◆10月7日、噺家の柳家小三治さんが亡くなった。享年九十一。

プライヴェートな姿を一度だけ見かけた。

◆1975年ころだったと思う。
日曜日の昼過ぎ、場所は新宿三丁目辺のレコード屋さんだった。
なぜ日曜だと記憶しているかというと、毎週日曜のバイトの帰りだったからだ。
朝からのビル清掃が昼には終わる。伊勢丹の屋上で持参の握り飯をパクつき、そのあとに寄ったレコード屋に小三治さんが居たのである。店の奥に半分以上進んだところで、レコードを選んでいるようだった。

ふつうにジャンパー姿、というのも意外だったが、それ以上に、手にしていたのがクラシックのLPレコードであったのも意外だった。
(じゃあ何のレコードだったら似つかわしいかと言っても、それは困る話だけれど。)
(クラシックが趣味なんだ……)と知って親近感を覚えた。

ジーッと見ているのも失礼な話なので、こちらもその辺のレコードを見たりしているうちに小三治さんは選んだレコードを手に店員さんに声をかけた様子。その先には「視聴室」と金文字で書いた扉がある。聴いてみようという一枚に出会えたのであろう。

それをしおに、こちらは店を出たが、通りに出て思い出した。寄席の新宿末広亭がすぐ近くにあるのだった。時々立ち寄るのだろう。

◆その後、FMのクラシック番組にゲストとして呼ばれていたのを聞いたこともある。
好んで聴く作曲家についても話されていたはずだが、確かな記憶にない。ということから推して、たぶん、ふつうに古典派やロマン派の大作曲家の名を挙げていたのだろうと思う。

◆今日12日の朝日新聞に京須偕充(きょうすともみつ)さんという方が追悼記事を書いていた。
音楽とオーディオを共通の趣味として、長いつきあいがあったとのこと。

記事の終わり近く、今年7月の末に小三治さんが交友を振り返って語った言葉が紹介されていた――〈僕たちには音楽があったからね、モーツァルト、ベートーベン、ブラームス……〉

名曲ぞろいの大作曲家ばかりだ。「これも聴いていたに違いない」と思ってふつうに選んだ一曲を静かに流して、秋の夜長、名落語家を偲ぶよすがとしたい。
ご冥福を心よりお祈りします。




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