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政局報道の"卑しさ"[2021年09月09日(Thu)]

◆一昨日、立憲民主党は次期総選挙に掲げる公約7項目を発表した。
翌8日の朝日新聞は一面トップでそれを報じたが、その見出しが不可解なものだった。

〈立憲 疑惑解明の争点化狙う〉

名古屋入管で亡くなったスリランカ国籍の女性のビデオや森友問題の「赤木ファイル」、「桜を見る会」問題など、アベ・スカ政権が文書公開や再調査を拒んできた数々の疑惑を公約(第一弾という)に掲げたことを指している。

見出しで不可解なのは「争点化狙う」という表現だ。報じる者の主観が色濃い。
「争点」を明確にして政権与党にぶつけて行くのは公党の務めである。

ところが「〜化」と付け、さらに「狙う」という動詞を付けたことで、騒ぎ立てるほどでもないことをことさらに取りあげて政局化している印象をもたらしている。
「狙う」という語が扇情性の「卑しさ」を含んでいるからだろう。

◆記事本文には"疑惑の解明に後ろ向きだった安倍・菅両政権の姿勢を衆院選で問い続けるため、疑惑に関する情報公開も打ち出した。"とある。
しかし、ここまでの経緯をふまえれば、どれも単に「前向き←→後ろ向き」という表現で矮小化して扱う問題ではない。

それぞれ、◆人権蹂躙により人間を死に至らしめた問題 ◆行政が政治の恣意を受けて歪められた問題 ◆前首相による不法な買収問題であるはずだ。
いずれも法治国家の土台を足もとから崩壊させる問題ばかりであるのに、誰一人責任を果たしてこなかった。

それらを選挙運動の中で明示し、主権者の判断に資する姿勢を明確に打ち出したものである。

◆記事には次のような一文もある。

〈立憲がこのタイミングで公約を発表したのは、自民党総裁選に有権者の関心が集まり、存在感が薄れるとの危惧があるからだ。〉

衆院選に向けた公を最も効果的な内容とタイミングで行うことは当然な話。
「存在感が薄れるとの危惧」という表現には、政治の舞台裏にうごめく思惑や駆け引きをふまえて解説しました、という匂いが漂う。読者の関心もその辺にあるだろうと踏んで書いているのだろう。
TVのニュースワイドショーで政界消息を得意気に語る評論家も、視聴者は裏事情を知りたがっていると決めつけてワケ知り顔で語る人が少なくない。
だが、果たしてそうなのか?
各社の政治部記者も政治評論家も、間近で政治家たちを見ているゆえに、肝心な主権者の関心の所在の方をつかみ損ねている、という深刻な事態が進行しているのではないか。



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