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やなせたかし「ぼくの道」[2021年06月14日(Mon)]

◆ぬるくても冷たくともよい、とにかく水を一杯、という気分の時がある。
今日の一篇にはどれを、と迷った時も同じで、シンプルなものでのどを潤したくなる。

◆先日開いたやなせたかしの本に著者自身の詩があった。
本のしめくくりとして犀星の詩とともに並んでいる。
どちらもおしつけがましさが全くないので気持ちが良い。
ふたつそのまま並べて置く。

***

ぼくの道   やなせたかし


荒れた砂丘を歩く
道は遠い
道に迷ったのかもしれない
不安をおさえてシャニムニ歩く
鉛筆の林
ケシゴムの丘
ペン先の森

日はくれかかって空はまっくら
それでもふしぎに心は楽しい
この道が好きだから
   ぼくは歩いている
他になんにも方法がない
一足とびにあそこへいけない




ふるさと  室生犀星

雪あたたかくとけにけり
しとしとしとと融(と)けゆけり
ひとりつつしみふかく
やはらかく
木の芽に息をふきかけり
もえよ
木の芽のうすみどり
もえよ木の芽のうすみどり



やなせたかし『だれでも詩人になれる本』(かまくら春秋社、2009年)より



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