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九生えん「ぼくはうそつき」[2021年06月10日(Thu)]

ぼくはうそつき  九生えん


ぼくは悪い子です
ぼくはうそつきなんです
お母さんが作ってくれた
おいしくないカレーを
「おいしい おいしい」
と言って食べました
お父さんがヒコーキのプラモデルを
おみやげに買ってきてくれた時
ボクはヒコーキがキライなのに
「わあ ぼくこれほしかったんだ
ありがとう」と言いました
学校でも可愛くないよっちゃんに
「よっちゃんて 可愛いね」
と言いました
こんな風にぼくは
いつもうそをついています
それなのにぼくは
おこられたことがありません
みんな笑顔でよろこんでくれます
ぼくは笑顔が大好きです



◆やなせたかしの『だれでも詩人になれる本』(かまくら春秋社、2009年)より。
同書で〈ぼくの好きな無名の詩人たち〉として紹介した中の一篇。

◆「よっちゃん」とは、この小さな詩人の最愛の家族のひとりである弟(もしくは妹)なのだろう。最愛のお父さんもお母さんもいて、ぼくはみんなの笑顔がうれしいので、いつも「うそ」をついている。
だから、題名の「ぼくはうそつき」というのをそのまま信じては、「ぼく」の「うそ」に一本取られたことになってしまう。

◆「ぼく」は、「心ならずも」とか、「誰かの不始末を守るため」とか、「誰かをもうけさせてやるために」とかで見え透いた「ウソ」をつくのではない。

*なお、この詩の「よっちゃん」は、G7サミットに出かけた菅義偉クンのことではありませんから、念のため。


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