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武西良和「草の朝」[2021年01月15日(Fri)]

武西良和詩集『鍬と錆』、〈冬の章〉から――


草の朝   武西良和


あぜ道に立って
収穫し終わったあとの
畑を見下ろす

冷たい風に打ちのめされながら
生き続けてきた
草たちの葉に朝が
光り始めた

たとえ空が曇って
雪がちらつきだしても
霜に何日も痛めつけられても
なお草として生き続けてきたのだ

育ててはいないが
育っている

大地にひれ伏しながら
輝く
その姿をまねてみたい



◆冬の朝の光を浴びる草に目を注ぎながら、畑のうねの向こうに横たわる山並みをも視野に収めているのだろうか、言葉の連なりもまた稜線を描くように長短のリズムを生みながら詩人の呼吸が大地の呼吸とひとつになってゆくようだ。


武西良和「鍬と錆」.jpg

武西良和『鍬と錆』(土曜美術出版販売、2019年)
*カバー装画も武西良和。
詩の言葉同様、簡勁なリズムがある。



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