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石垣りん「空をかついで」[2020年07月18日(Sat)]

DSCN3880.JPG
梅雨空の下、頼れる先を尋ねあぐねて妙な絡まり具合の葛(くず)。


***

空をかついで 石垣りん

肩は
くびの付け根から
なだらかにのびて。
肩は
地平線のように
つながって。
人はみんなで
空をかついで
きのうからきょうへと。
子どもよ
おまえのその肩に
おとなたちは
きょうからあしたを移しかえる。
この重たさを
この輝きと暗やみを
あまりにちいさいその肩に。
少しずつ
少しずつ。



粕谷栄市・編『石垣りん詩集』(ハルキ文庫、1998年)

◆未来に待っているのは輝かしいものばかりではない。
黒雲の中に迷い込んで何も見えないかもしれない。

先行する世代が次の時代へと遺すものも、後代が感謝してくれるものばかりとは限らない。
重たいから価値があるとは限らないのは舌切り雀の欲張り爺さんが先例を示してくれている。

負の遺産と言うやつが長く子どもたちを苦しめることになりそうで見通しの芳しくないこの頃だ。ならばせめて一気にそれを受けわたすのでなしに、と願うのは思いやりというものだろう。
――国の借金の話だけれど。





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