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香港の民主運動は[2020年07月01日(Wed)]

DSCN3741アガパンサス.JPG
アガサンパス。南アフリカ原産でアフリカン・リリーという別名も。
日本に入ってきたのは明治中期、ムラサキクンシランという和名も持つが、ユリ科に属する由。

*******

◆香港返還から23年の今日、香港国家安全法も施行された。
同法では外国人も処罰対象となるとされ、かつてここを植民地としたイギリスのBBC放送は注意を促している。

◆民主運動を推進してきた若者たちの中心の一人で、日本語による発信も続けて来た周庭さんは同法施行を前にした6月30日、ツイッターで所属団体からの無念の離脱を表明した。
メッセージは次の言葉で結んでいる。

絶望の中にあっても、いつもお互いのことを想い、私たちはもっと強く生きなければなりません。 生きてさえいれば、希望があります。

周庭  2020年6月30日


◆今朝の朝日新聞「天声人語」は、6年前に取材した「雨傘運動」の香港を次のようにつづる。

(若者たちが)口々に語ったのは、政治にモノを言うことを怠った親世代の失望である。政府の「一国二制度で香港の自治は保たれる」という甘言を信じ、経済一辺倒でやってきた。それなのに香港経済は衰えた。「もう香港には未来がない」と。

だが、果たしてこれは香港にのみ当てはまることだろうか。

◆「もはや戦後ではない」「世界第二位の経済大国」「美しいこの国を取り戻す」……。これらの甘言に酔い痴れて政治にモノ言うことを忘れ、「経済一辺倒」でやって来た大人たちは右肩上がりの夢がいつまでも続くと信じたがっている。
しかし実際は、日米軍事同盟に絡め取られたまま福祉も医療も教育も際限なく切り詰めてきた。

◆そればかりか、秘密保護法、共謀罪、安保法制等の違憲立法ですでに密告社会の地ならしがなされている。
政治に飼い馴らされた既存メディアの支配下で、お上にモノ申すことをはばかる気分は根深い。
「見ザル言わザル聞かザル」を象徴するような2020年の負の遺産「アベノマスク」は、我が家の玄関口で袋に入ったままだ。

ただ、若者たちを中心に、世界の動きに呼応してデモをする社会になったのはかすかな希望。
大人の方こそ彼らに学ばなければ。

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