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「おわい」の浄化[2020年06月28日(Sun)]

DSCN3702.JPG
ヤブカラシ。
この季節、到る所で足もとに蔓を伸ばしている。
別名、ビンボウカズラ(貧乏葛)だとか。

オレンジに見えるのは短命な白い花が散った跡だそうで、その蜜に群がる虫たちは多い。
自らの生成物で他の生き物を養うのだから、気の毒な名前とは逆に、利他的な植物で、その在りようを讃えたくなる。

*******

河井克行・案里夫妻による買収事件、克行議員が現金を渡した94人のうち地元政界の議員や市長らは42人という大人数で、複数回受け取った者もいる由。
これまで受け取りを否認していた者たちが、一転して受領を認め始めた。
マスコミではドミノ倒し告白と喧伝するが、「アベさんからです」との発言があったことを証言する人も複数いる以上、濁流の源、1億5千万円を交付した総裁自身の罪が裁かれねばならない。

それにしても、国民の血税を勝手に費消する者ばかりが肥え太り、汗して働く納税者はどこまでも塗炭の苦しみを味わう。
世の中が間違っていると焦点をぼやけさせてはならない。
善意の正直者を食いものにする不心得者が一人二人でないことをきっちり指弾し、議員バッジをはぎ取ることが必要だ。すなわち、真っ当な社会にすること。

*******


自己紹介   山之口貘

ここに寄り集つた諸氏よ
先ほどから諸氏の位置に就て考へてゐるうちに
考へてゐる僕の姿に僕は気がついたのであります

僕ですか?
これはまことに自惚れるやうですが
びんぼうなのであります。



*現代詩文庫『山之口貘詩集』(思潮社、1988年)より

茨木のり子『うたの心に生きた人びと』(単行本1967年、のち、ちくま文庫、1988年)はこの「自己紹介」をとりあげ、上京後の”ルンペン詩人" 山之口貘が遍歴したさまざまな仕事を挙げた中に、「おわい屋」をやったこともある、と書いている。
正確には水洗便所のマンホールの掃除人夫ということだったようだ。(*今キーボードを打ったら「にんぷ」が「人夫」と変換されない。恐らく差別用語という扱いになったのだろう)

それなら、自分もはばかりながら、経験があるゾ! と思って山之口貘をさらに身近に感じた。

当方は1973年、学生寮にいたころのアルバイトで、バキュームカーに同乗してくみ取り作業の助手を務めたことがある。個人の住宅ではなく多摩地区の学生寮や自衛隊基地を中心に回った。

イラク戦争開始後の2005年ごろ、「ジャー・ヘッド」というアメリカ映画を観たら海兵隊の新兵がトイレ掃除をやらされるシーンがあって、たちまち自衛隊基地での汲み取り作業を屎尿のにおいと一緒に思い出したことだった。

茨木のり子によれば、〈繊細な神経を持った貘さんには、この仕事は耐えられなかったのでしょう。じっさいにやったのは、四、五回だけという話です。〉 (文庫版上掲書157頁)ということだが、自分がバキュームのバイトをしたのは2回だけ。より「繊細な神経」を持っていたから、ということではなく、びんぼうと格闘せずに済むふつうの学生だった、というに過ぎないのだけれど。

***

何にせよ、金権政治の「おわい(汚穢)」はフタせずに汲み取り、水で浄めなければ収まらない。




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