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雨に打たれるアメリカデイゴの花[2020年06月22日(Mon)]

◆雨の中、コンビニで車を停めて窓を少し下げると、駐車場に接した家の塀から真紅の花がこぼれているのが見えた。

DSCN9906.JPG

雄鶏の頭部のような不思議な形と鮮やかな赤。
豆科の仲間らしい丸い形の葉が雨に濡れているのも、花を引き立てるためのようで似つかわしい。

青空のもとなら花の色はますます鮮烈だろうけれど、葉も花も雨に洗われることで互いに一緒でなくてはならない定めであることを確かめ合っているようでもある。

◆レンズを向けていたら枝の先が大きく揺れた。花の一つが雨に打たれ重さに耐えかねてか落花したのだった。
しかしすぐに下の葉たちがやわらかく受けとめてくれたようだ。
落ちたばかりの花は下の葉に横たわっていた。
足もとには先に枝を離れたものたちの花片が散っているのだが。

DSCN9907.JPG

◆帰宅後、検索してみるとアメリカデイゴという花らしい。日本名はカイコウズ(海紅豆)。
南米産で我が国には江戸時代に渡来し、鹿児島の県花であると知った。
デイゴという名を持つが沖縄のデイゴ(梯梧)との類縁はなさそうだ。

*******


揺れながら花は咲く  ト・ジョンファン(都鍾煥)


揺れずに咲く花なぞどこにあるだろう
この世のどんな美しい花も
みんな揺れながら花を咲かせ
揺れながら茎をまっすぐに育てるのだ
揺れずに深まる愛がどこにあるだろう

雨に打たれずに咲く花がどこにあるだろう
この世のどんなに華やかで美しい花も
みんな雨に濡れながら咲き
雨風に打たれながらも温かい心の花びらをひらかせる
打たれずに歩める人生などどこにあるだろう


 ★ユン・ヨンシュク+田島安江・編訳 詩集『満ち潮の時間』(書肆侃侃房、2017年)より



*これまで紹介したト・ジョンファンの詩は――

「立葵の花のようなあなた」(部分)&「蔦」
https://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/1183

「教師の祈り」
https://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/1184

「靴の修理屋で」
https://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/1327

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