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「診療報酬を倍にする」という発想[2020年04月17日(Fri)]

DSCN3103.JPG
ようやくチューリップが咲いた。
この花を見るたびに、小学校に入ったン十年前の4月の初めを思い出す。
プリントのチューリップの絵に色を付けていった。
数字の数だけ塗り絵する、というべんきょうだった。
さんすうの時間、今年はどんな風に、いつ、始まるのだろう。

***

◆境川沿いのサイクリングロードを通る人たち、平均年齢が大幅に若返った。ふだんなら学校や職場に出かけているはずの人たちが一人、二人、あるいは少人数のグループで通っていく。
ジョギングや散歩、自転車と思い思いのスタイルである。
世の中は老若男女さまざまいて成り立っている、当たり前のことを確かめることができる。

同じように、ウイルスの方も確実にそこいらにいて、肉眼で確かめることはできないから風景の一部と思えることはないけれど、専門家は「ウイルスとの共生」という言い方さえするから、腹をくくるほかない。

◆この2ヶ月ほどで見えてきたことはさまざまあるが、一つにはモノも人も地球規模で回っている時代だという事実。おかげで、さまざまな国の人々の労苦と切実な訴えを身近に感じることとなった。
同時に、国レベルでも州や県レベルでも、住民の命を守るリーダーたちの賢愚をつぶさに知ることとなった。言葉は良く分からないにしても、人々に真剣に向き合っている人間かどうかは言葉の調子や表情で分かる。アベ首相のようにプロンプターに映る原稿を読み上げていては聴く者の琴線に触れるメッセージとはならない。

◆もう一つ、日本の医療体制の非常時における弱点も見えてきた。防護服や医療用マスクをはじめ医療用具の払底が現実のものになってきた。先進的な医療機器があってもその操作に習熟したスタッフと十分な看護体制が維持できてこその話であること。人口当たりのICUのベッド数がイタリアに比べても半分に過ぎないこと。
さらに、クラスター潰しで時間稼ぎをしている間に、続く段階で打つべき対策が用意されていなかったらしいことも見えてきた。

渋谷健司・英国キングス・カレッジ・ロンドン教授(WHO事務局長上級顧問)は4月上旬のインタビューで「東京は感染爆発が始まっている」「手遅れに近い」と警告を発していた。当初は有効だったにしてもクラスター対策にとらわれ、あらゆる可能性を追求する姿勢に欠けていたことが医療崩壊の危機をもたらしていることは確かなようだ。
医療の現場にいる看護師が恐怖を語り、退職した人もいる、とTVは伝えていた。衝撃である。

◆だが、政府はこれに対して「診療報酬を倍にする」(4/17、アベ首相)と言う。いま真に必要なのはそれではない。医療の最前線に立つ人々の命を守る対策を具体的に打ち出さねばならない局面だということが分かっていない。マスク2枚を配るのと同根の発想であることに言葉を失うほかない。


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