CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
« 2020年01月 | Main | 2020年03月 »
<< 2020年02月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
日別アーカイブ
蛮行を隠す言葉たちに抵抗する[2020年02月25日(Tue)]

DSCN9841クリスマスローズ.JPG
クリスマスローズという花だそうだ。
素顔を見られまいとするかのように下向きに咲いている。

*******


◆朝日新聞1面に連載の鷲田清一「折々のことば」、今日のことばは、レベッカ・ソルニット(1961年生まれ)というアメリカの作家、歴史家の次の一句。

言葉で死体を埋めることもできるし、それを掘り起こすこともできる。

問題をずらしたり、情報を除外・改竄して事実を曲げることが横行すると、時代を「診断」し「世界を変える作業の鍵」となる言語の力を損なってしまう、として上の言葉を紹介している。

「ごはん論法」と法政大の上西充子教授が名づけた論点ずらしのアベ語法や、「反省をしていると言いながら、反省をしている色が見えない、というご指摘は、私自身の問題だと反省をしている」と珍妙な答弁を開陳した小泉進次郎環境相ら空疎な政治の言葉への強い危機意識があるのだろう。

小泉環境相の語法は、2004年のイラク特措法の議論で「非戦闘地域とはどこか」と聞かれ、「自衛隊が活動している地域が非戦闘地域だ」と言い張った父親、小泉純一郎の語法(同内容の言葉を繰り返す「トートロジー=同語反復」)まで世襲していることに驚く。

鷲田氏はさらに次のことばを紹介している。

蛮行に抵抗する革命は、蛮行を隠す言葉に抵抗する革命から始まる。
                   
いま起きていることが、文明を装った「蛮行」にほかならず、それを阻む力は抵抗の言葉の中にこそある、と言いたいようだ。
警世の言葉は理性の臂力(ひりょく)が加わることによって、正しいことがまともに行われる世界を手もとに引き寄せる。

***

★二つのレベッカ・ソルニットの言葉は評論集『それを真(まこと)の名で呼ぶならば』(渡辺由佳里・訳、岩波書店、2020年1月)から。

岩波書店の「たねをまく」というサイトに同書のことばたちが連載中だ。
毎月1本、2か月限定で公開の由。

*下記ページなど参照
まえがき――政治とアメリカの言語〈それを、真の名で呼ぶならば〉
https://tanemaki.iwanami.co.jp/posts/3069




| 次へ
検索
検索語句
最新コメント
根来珠青
銃剣道 歴史に目をふさぐおぞましさ (03/29) 当ブログ管理人
ジャーナリスト・安田純平さん解放との報【追記】 (10/26) 3億円で買える銃と弾
ジャーナリスト・安田純平さん解放との報【追記】 (10/25) マキシミリアナ・マリア・コルベ
コルベ神父のこと その2 (06/23)
若き音楽家リュカ・ドウバルグ (06/09)
タグクラウド
プロフィール

岡本清弘さんの画像
https://blog.canpan.info/poepoesongs/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/poepoesongs/index2_0.xml