国立公文書館ー黒川検事長・定年不法延長問題[2020年02月24日(Mon)]
地元、御嶽神社入り口にある水準点
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検察官定年延長の法律違反の動かぬ証拠・公文書発見
◆黒川弘務・東京高検検事長の定年延長が法律違反であると指摘された問題、1980年の国家公務員法改正案が審議されていた国会の質疑記録だけでなく、当時の総理府人事局が「(検察官の)勤務延長は除外される」と明記した文書が発見されたという。
国立公文書館に保存してあった文書記録を野党議員が見つけたものだ。
政府の「解釈変更」が法治国家の破壊にほかならないことを確認出来る、だめ押しの証拠である。
★【2月24日 毎日新聞 記事】*当該文書「国家公務員法の一部を改正する法律案(定年制度)想定問答集」(80年10月)の画像も載っている。
「勤務延長、検察官は除外」 1980年の文書が見つかる 検事長定年延長
⇒https://mainichi.jp/articles/20200224/k00/00m/010/136000c
◆国立公文書館といえば、5年前、JFK展がここで開かれた。
アメリカの公文書館所蔵の文書記録の中に、例えばキューバ危機に直面した閣僚たちの意見(海上封鎖か武力攻撃、どちらに賛成か)を記録したロバート・ケネディ(当時は司法長官)のメモまでもが保存されていることに驚いた。
★JFK展:1961カザルス〜62キューバ〜63ダラス(2015/4/26)記事
⇒https://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/126
◆また、JFK展に寄せたアベ首相のスピーチのひどさについても触れた。
★JFK展(2)−ABE首相のスピーチ(2015/4/30記事)
⇒https://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/128
首相スピーチは、我が国の公文書館の充実を「しっかりと公文書館を充実させるために努力をしていきたい」と述べていた。
だが実際には、公文書の隠蔽・改竄・削除の繰り返しで官僚につじつま合わせを押しつけ、責任はひとつも取らないまま国家の体をなさない現在の惨状に至った。
目に一丁字もない政権の恐ろしさというしかない。