CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
« 2020年01月 | Main | 2020年03月 »
<< 2020年02月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
日別アーカイブ
岩崎航の詩[2020年02月05日(Wed)]

DSCN0023.JPG
スーパー屋上の駐車場、食料積んでエンジンかけたら、空のぼうっとした明るさが目に飛び込んで来た。
語りかけて来るものの息がふうっと届いたような不思議な時間。

*******


貧しい発想   岩崎航

管をつけてまで
寝たきりになってまで

そこまでして生きていても
しかたがないだろ?

という貧しい発想を押しつけるのは
やめてくれないか

管をつけると
寝たきりになると

生きているのがすまないような
世の中こそが

重い病に罹(かか)っている


岩崎航『点滴ポール 生き抜くという旗印』(ナナクロ社、2013年)より


◆詩集のあとがきで詩人は次のように自己紹介している。

三歳で筋ジストロフィーを発症し、現在は人工呼吸器を使い、胃ろうから経管栄養で食事し、介助が必要な体でベッド上で過ごしています。この詩集のタイトルは、詩に詠んだとおり、生き抜くという、僕の旗印のことです。

詩集のタイトルとなったのは次の5行詩だ。

点滴ポールに
経管食
生き抜くと
いう
旗印



◆次のような詩もある。
自らのこころを耕し続ける、という生き方、たやすいことではない。


乾かない
心であること
涙もまた
こころの大地の
潤いとなる



◆「身の丈」に合わせ、「許された自分のスペース」から出るな、と言わんばかりの不寛容な時代に、「木石扱いするなかれ」(岩崎航)と発せられた声の勁(つよ)さに心打たれる。

◆詩集は齋藤陽道の写真とのコラボレーションになっている。
齋藤は「週刊金曜日」の表紙裏に写真と詩による「それでも それでも それでも」を連載中である。


| 次へ
検索
検索語句
最新コメント
根来珠青
銃剣道 歴史に目をふさぐおぞましさ (03/29) 当ブログ管理人
ジャーナリスト・安田純平さん解放との報【追記】 (10/26) 3億円で買える銃と弾
ジャーナリスト・安田純平さん解放との報【追記】 (10/25) マキシミリアナ・マリア・コルベ
コルベ神父のこと その2 (06/23)
若き音楽家リュカ・ドウバルグ (06/09)
タグクラウド
プロフィール

岡本清弘さんの画像
https://blog.canpan.info/poepoesongs/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/poepoesongs/index2_0.xml