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つくる・たべる[2020年01月14日(Tue)]

DSCN4557ブロッコリー.JPG
◆ブロッコリーの花。これは細い茎を次々収穫するタイプだろうか。
茎から大きいのを一個採るだけのはぜいたくだなと思う。百円玉1、2枚ほどの値段で店先に並んでいるのを見ると、作り手の手間と売り上げとを天秤にかけたくなる。

◆ブロッコリーは我が相棒の大好物である。
食欲がいま一つのときでも、茎を輪切りにして湯がいたのを出してやるとパクリとやる。
ぜいたくなやつ、と思うが、たいがい売り出しのときに買って来たブロッコリーだから、身の程を弁えぬ食事というほどではないだろう。
しかしながら、これを植えた農家の収穫・出荷までの汗を思うから、老境に入った相棒がくわえそこねて床に落としたりすると、つい「コラッ」と叱ってしまうのである。

***


老夫婦の会話  佐藤勝太

夕食の席で
隣のお爺さん
俳句を創るんだって
お婆さんが囁いた

御飯を噛みながら
夫のお爺さん
そうかそれは良いことだ
わし(私)は
米を作っている
と呟きながら茶碗を捧げて
咀嚼していた


佐藤勝太(かつた)詩集『夢がたり、昔がたり』(竹林館、2019年)より。




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