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ゆうびん[2020年01月13日(Mon)]

20151221日本郵政ビル前のポスト.jpg
霞が関、日本郵政ビル前のポスト

*******

◆休日といっても昨今の郵便局は本局であれば窓口が開いている。
速達を出す必要があって地元の本局を2時半過ぎに訪れたら、午後3時まで営業ということで長い列が出来ていた。およそ20名ほど。窓口には3名の局員さんがフル回転で動いていて、一番ベテランらしく見えた男性スタッフなどは半袖姿であった。

大量の茶封筒を一つずつ計量して料金を確定、さまざまな形・大きさの荷物の発送あるいは受け取りなどなど、てきぱき処理していく様は感心するほかない。

間違いなく宛て名のところに届くことが当たり前のように思っているけれど、実は随分と大変な事業なのだと改めて思う。
しかも最近は国内なら2、3日で届く。近場であれば昼前に投函すれば翌日に着くこともしばしばである。

むろん宅配便との熾烈な競争にさらされて、どちらも相当にしんどい労働強化になっている現場を思えば散文的になるばかりだが、せめて浪漫的な詩でもないかと探したら、次のような愛すべき詩篇が見つかった。


手紙   小川英晴

さようなら
手紙にはあなたの好きな鳥の切手を貼った
さようならさようなら口笛
封印した便箋には高原に咲いた花の雫を
ほんの一滴したたらせておいた

振り返るたびに
とおざかるゆうぐれ
手紙の封をひらくときから語られる
夏の日のあなたは いまはもう
ひらかれた窓から夕ぐれの地図を生きる

ふいの黒髪がきらりとひかり
小さな唇が菫のようにやさしかった
指先からすきとおりはじめる哀しみを
無心のままにくちに含んで
想いはひときわこころに沁みた

紅葉するこころの手紙を
書き終えたときから始まるとほうもない空想
空想の果てにゆきつく初めての日
そんな出逢いを遙かな胸にいつくしみ
あなたの宛名を花の雫でつづる


◆作者自注によれば、24歳のときの作品とのこと。
誰しも24歳を経験するだろうけれど、浪漫的な空想は長く続かない
……――本当にそうか?

*小海永二編『今日の名詩』(大和書房、1990年)より。





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