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この厳寒期に選挙?[2026年01月15日(Thu)]

◆タカイチ首相、国会開会の冒頭に衆議院を解散し総選挙へ雪崩れ込むという。
この厳冬に本気か?と思う。

地方の主権者の多く、とりわけ高齢者は、買い物・医療・介護その他、生きるに必要なさまざまなものにアクセスすることが困難だ。
ましてこの厳寒期に、雪に埋もれた地方の人たちは、若い人にとってさえ投票所へ足を運ぶことが難儀だったりする。
まだある。18歳に達して晴れの選挙権行使が期待される高校生の多くは、受験勉強まっただ中ではないか。

◆投票を困難にする諸条件に想像が及ばないのではない。最初から念頭にないのだ。
要するに、投票所に来られない人は来るに及ばず、「あなた方のための政治をやるつもりはありません」だから「選挙に行かないでいい」というのが本音なのだ。

かつて、「寝ててくれたほうが……」とメイ言を吐いたのはモリ首相だったか。何という正直モノ。どっちがこすいか、計算高いか比べる気にもならないが。

***

◆「国会解散は首相の専権事項」というウソに乗っかって報道するメディアの責任も大きい。
憲法の専門家が指摘するように「憲法には首相の解散権など、どこにも書かれていない。内閣に解散権があるとも明示的には定められていない」のだ。
 2026/1/12付け 水島朝穂氏今週の「直言」
https://www.asaho.com/jpn/bkno/2026/0112.html

(解散方針に)「野党は一斉に反発」というヘンな言い方を懲りずに繰り返すのも同様だ。
「反発」は与党と野党を目の前に並べて、自らは高所から見物しているズルさがある。
(いつも文句をたれている野党、というイメージを再生産している。)
きちんと「野党は一斉に批判」と書けば良い。さらには野党や市民が指摘する問題の数々を列挙した上で、「にもかかわらず、首相も与党も聴く耳を持たず」と鉄槌を下すのがジャーナリズムだろう。
あるいは「豪雪地で暮らす父も祖母も、投票を欠かしたことはないが、さすがに、家の前の雪かきもままならないこの季節に投票行けるか自信がない、と言っている。それでも、ですか、総理?」と問い質す記者の一人ぐらいいるはずじゃないか。

「常在戦場」は政治家専用ではない。社会的弱者や受験生こそ「常在戦場」の日々を闘っているのだ。
政治が言葉を武器にするのと全く同様に、ジャーナリズムの武器も言葉なんだから、言葉を使ってとことん闘え





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