今年のクサギの実[2024年11月14日(Thu)]
◆クサギの実が姿を現した。
いつ見ても不思議な色と形だ。濃紺の実を囲むように鮮やかに赤い5枚の萼。
(この赤い星形、飛驒高山で見かける「さるぼぼ」(猿の赤ん坊)に似ていると、いつも思う。同様のものは、この辺りでも春の吊るし雛として見かける。)
今夏の猛暑のせいか、実が少なめで、着き方もまばらだ。
おかげで、てんで勝手に空中を遊泳しているかのように見える。
離れて眺めると、時間差を付けたリズム体操を繰り広げているようでもある。
これはこれで不思議だ。
※猿と言えば、先月、都内で目撃されていた猿――隻手のようで、同じ個体ではないかと言われている――神奈川入りして相模原から海老名、茅ヶ崎と南下し、11月に入って横須賀・三浦に現れたという。100km近い距離を移動中ということになる。群れを離れて自由満喫中なのか、孤独な放浪なのか、人間の浅知恵の及ぶところではない。何にせよ、不思議だ。
***
★【参考】クサギの花を載せた過去記事
クサギの花[2022年8月28日]
⇒https://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/2421