• もっと見る
« マティ・ステパネク「がまんの平和」 | Main | 大谷恭子弁護士逝去 »
<< 2024年12月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
日別アーカイブ
マティ・ステパネク「ほんとうの意味」[2024年10月15日(Tue)]

DSCN9795.JPG

ネズミモチ。実はもう少ししたら深い黒のつぶつぶになる。

*******



ほんとうの意味   マティ・ステパネク
               廣瀬裕子[訳]

目はものを見るためにある。
だけど、とてもうれしいとき
とてもかなしいとき
泣くためにもある。
耳は聞くためにある。
だけど、こころでだって
聞くことはできる。
鼻はおいしい食べもののかおりを
かぐことができる。
風や草や
ちょっとがんばれば
チョウチョのかおりだってかげる。
手は感じるためにある。
だきしめたり、そっとふれたり。
口と舌は味を知るためにある。
言葉をささやくためにもある。
たとえば、「とてもすき」とか
「神さま、ありがとう」とか
そんなふうにね。


Apr.1995



『すてきなすてきな世界のため ハートソング2(PHP研究所、2002年)より


◆こんな風に自分の身体を愛おしむことができるのは、それらを持つ自分が家族からどんなに愛されているか、知っているからだろう。
そうして、そのことを、ことばと身体全体で伝えられて来たからだろう。

そのように愛された者は、存在することの深い意味を、身体とこころの全体で受けとめている。
神さまという、目に見えないものに心が開かれているのも、それゆえだろう。

DSCN9797.JPG



この記事のURL
https://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/3198
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
 
コメントする
コメント
検索
検索語句
最新コメント
タグクラウド
プロフィール

岡本清弘さんの画像
https://blog.canpan.info/poepoesongs/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/poepoesongs/index2_0.xml