稲穂がこうべを垂れる季節[2024年09月12日(Thu)]
◆稲穂が風に揺れる季節となった。
先日の豪雨で穂波に凹みができた田んぼもあるが、稲が倒れるほどでなかったのは幸い。
店の米棚は未だガラガラだ。需給に余裕がなくなっているのは減反政策の結果だという。
◆自民総裁選、候補者が出そろったというので、TVはスタジオに呼び、あれこれ質問をぶつけて見せる。
テレビ朝日「報道ステーション」を瞥見したら、ちょうど選択的夫婦別姓について賛否を訊いていた。
見解は割れた。今どき×の人がいることに驚く。
レーワの時代を吹聴して来た政党にしては全くもって後ろ向き、というよりアナクロだ。
○でも×でもない、中途半端な人も複数。
話題の案件ぐらい、しっかりハラを据えて臨みなさいよ。
呆れてチャンネルを変えた。
◆米不足や食糧自給率の問題など質問したか、いささか気になったけれど、仮に質問したとしてもロクな答えが返ってくるとは到底思えない。
ほかの局で同様に9人呼ぶんだったら、必ず訊くべきポイントだ、それもシツコク。
厳しい質問が雨あられと降る修羅場に立たされて初めて、マシな政治家が育つのだと思うけどなァ。
実るほどこうべを垂れる稲穂、という。
こうべがカラカラ、中味が乏しければ、これ見よがしのバッジを胸に、ふんぞり返るしか能がなくて当たり前だ。