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新川和江「少年は」[2024年05月24日(Fri)]

DSC_0385.jpg

玉縄桜が実を付けた。ソメイヨシノなどに較べて大粒のように見える。

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少年は  新川和江


ひとに告げたい思いがあって
少年は 笛を吹いた

告げてはいけない思いがあって
笛を吹いた


『名づけられた葉 なのだから(大日本図書、2011年)より


◆葦笛や草笛だろうか。
ここでは、少年の複雑な心の中に分け入ろうとしなくていい。ただ何かを感じて耳を傾け、笛の音が空気を裂き、消えてゆくその名残りまでをいとおしむことができればそれでいい。

「思い」という、便利だが実は扱いづらい言葉に、輝きとかげりの双方を含ませて詩にうたう人もいる、ということに感銘をおぼえる。



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