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白寿ホールでチャイコフスキーを聴く[2024年03月30日(Sat)]

白寿ホールに初めて出かけた。

*先日の長旅の最後、PASMOを紛失したので、駅で新しいのを買おうと思ったら、券売機に「PASMO購入」の表示が無い。駅員さんに訊いたら、ICチップが不足しているので取り扱っていないのだと言う。やむなく紙の切符を買った。数年ぶりだろう。

――半導体、薬、ドライバー、介護スタッフ……足りぬものばかり。大丈夫か、ニッポン?

***

240330白寿ホール外 DSC_0298.jpg

白寿生化学研究所本社ビルの7Fに白寿ホールはある。

音が良い。ピアノ・ソロ、デュオ、トリオ、それぞれ、聞こえ方は当然違うのだが、それぞれがバランス良く、しかも粒だって音が聞こえて来る感じで、なるほど室内楽演奏に人気があるわけだと思った。


240330白寿ホールチャイコフスキー1 DSC_0384.jpg

◆〈チャイコフスキーが聴きたい〉と銘打った作曲家シリーズのVol.2。
演奏はピアノ:野上真梨子、ヴァイオリン:石原悠企、チェロ:藤原秀章の皆さん。

曲目は弦楽四重奏曲第1番の第二楽章「アンダンテ・カンタービレ」(チェロ&ピアノ版)に始まり、後半はピアノ三重奏曲イ短調「偉大な芸術家の思い出に」。チャイコフスキーの親友のピアニスト、ニコライ・ルビンシテインを追悼して作曲されたものだ。

名演だった。
曲が集結に向かい、テーマが再び現れるところでポロポロ涙がこぼれて来た。
音楽は葬送行進曲へと進む。そのあいだ頭に浮かんだのは「悼むとは、思い出すことだ。それも、より良く思い出すことだ。」という誰かの言葉だった。

ちょうど今日は母の死から一週間。先日の葬儀で導師から「行年九十九」(数え年)にちなんだ話があったばかり。奇しくも今日のホールの名前「白寿」も九十九歳を意味する。一つの結縁(けちえん)を感じてしまった。

ホール内、前方に座った方もハンカチを顔に当てていた。
ロビーに出てみたら、アンケート用紙にペンを走らせている人たちもいっぱい。

志のある、良い演奏会だった。

*ヴァイオリンの石原悠企さんが書いたプログラム・ノートによれば、この「偉大なる芸術家の思い出に」は後世のロシア人作曲家に大きな影響を与え、ピアノ三重奏曲を追悼音楽として作曲する伝統が確立された、という。そうした作曲家として、アレンスキー、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチの名が挙げてあった。
探して聴いてみよう。


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