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ガザ アル・シファ病院のちいさな命[2023年11月12日(Sun)]

◆いたましい報道があった。
パレスチナ自治区・ガザで最大の病院というアル・シファ病院で、停電により入院中の早産児2名が死亡したという。

【11月12日】BBCニュースWeb版
ガザ最大病院の機能が停止、付近で戦闘激化 停電で早産児2人死亡とNGO
https://www.bbc.com/japanese/67390236

その他にも早産児だけで37名が入院中であり、かねて懸念されていた危機が、恐ろしい相貌をもって現実のものとなっている。

◆折しも、NHKのBSスペシャル『沖縄戦争孤児』が再放送された(初回放送は2022年)。

沖縄戦で身寄りを失った孤児たちを追ったドキュメンタリーだ。

その中で、孤児としてチャーリーと呼ばれ、その後引き取られて秀光という名を与えられたが、放送で取り上げられたことをきっかけにして、全く別の名であったことが判明した男性がいる。

《秀光という他人の名前をずっとおっかぶせられて生きてきたわけさ。
戦争に聞いたらいいさ。なんでこんな運命なのか。
俺はわからないよ。》


〈チャーリー〉→〈秀光〉⇒《宮城文吉》という名にたどり着いた男性の言葉だ。

◆ガザの悲劇が進行中の現在、この言葉は、厳しい問いとして我々を撃ち、迫る。

《戦争に訊いたらいいさ。なんでこんな運命なのか。》

◆ガザの病院で小さな命を脈打たせている乳児たちは、まだ発する言葉を持たない以上、「戦争に訊く」とは、まだ生きている大人たちが奮い起こさねばならない問いだ。

戦争を起こした者、報復を行った者、それを容認した者、座視した者および無視した者、すなわち即時停戦に力を尽くさなかったすべての者に対して。

◆国境なき医師団は「シファ病院内の人々は、イスラエル軍に死刑執行を宣告されたようなものだ」と述べたという。
死刑宣告する権利など誰にもありはしない。



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