ハキダメギク。ひっそりと道端に咲いていた。
よく見ると小さな白い花びらが飛び飛びに付いているのもあって、子どものすきっ歯のように愛らしく見える。アメリカ産の帰化植物だそうだ。
花の名は、かの牧野富太郎が付けたというが、気の毒な命名ではある。
*(牧野富太郎は、研究を支えた夫人の労苦に報いるべく、発見した新種の笹に「スエコザサ」と命名したという話が、道徳の検定教科書に載り、夫を支える女性という価値観を押しつけるものでは、と話題になった。TVドラマ「らんまん」では、そのあたり、どう描かれているんだろうか。)