
サミット余聞[2023年05月22日(Mon)]
サミット余聞1
◆サミット反対のデモに参加していた男性が公務執行妨害の疑いで逮捕されたという(21日、広島市内)。
ツイッターではカナダ人が現場で撮影したという動画が拡散していたが、「警視庁」の制服を着た機動隊員が大勢で男性を羽交い絞めにしている様子が生々しく映っていた。
新聞各紙は「共同通信」配信の記事を伝えるだけだ。
★【神奈川新聞】
サミット反対デモの男逮捕、広島
⇒https://www.kanaloco.jp/news/social/article-991188.html
◆嫌疑は男性が警官の肩を殴ったというのだが、これは警察発表。「 」も付けずに見出しに〈殴る〉を用いた新聞もあった。ウラ取りを放棄して警察発表を垂れ流すだけならば、さぞ楽だろう。しかし、真実は息の根を止められる。
市民の自由な意思表示が封じ込められた香港やモスクワの二の舞は、まっぴら御免だ。
★【日刊ゲンダイ】
広島で警察がデモ参加市民を「公務執行妨害」でフルボッコ…なぜメディアは報じない?
⇒https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/323345
***
サミット余聞2
◆サミット開催中の広島では、幼稚園から小中高まで、臨時休校・休園を余儀なくされたところがたくさんあったようだ。
教育活動への負の影響は深刻だ。学習指導要領に示した内容をキッチリこなすことが学校に求められ、達成できていなければ尻を叩かれるご時世だ。迷惑千万と言っても足りない。
学習権を保障するのが政府の責務であるのに、コロナ禍の臨時休校と同じく、弱き者に犠牲を強いてへっちゃら、というのがアベ〜スガ〜キシダ政治だ。
◆核兵器禁止条約無視し続ける被爆国という理解不能の矛盾を放置したままなればこそ、「核のボタン」を携行する米大統領がヒロシマにやって来たところで、気にも留めない。
被爆地ヒロシマをダシにしただけで、「広島サミットは大きな失敗だった。」とサーロー節子さんが批判するのは当然だ。