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大庭城址公園の熊坂兌子「自然」[2023年02月12日(Sun)]

◆大庭城址公園には藤沢出身の彫刻家、熊坂兌子(なおこ)の作品の一つがあると知って、寄って見た。

DSCN6633.JPG

熊坂兌子「自然」(1995年)

◆藤沢市民会館前にある「平和の像」(核兵器廃絶 平和祈念像)を小ぶりにしたような大理石作品だ。
「平和の像」も同じ1995年。戦後50年を記念したものだった。

YouTubeのインタビューではイタリアの大理石を用いて制作したと作者は語っていた。
同時期制作のこの「自然」像も同じイタリア産の石ということなら、その点でも姉妹像ということになる。

どちらもボリュームのある「母子像」。
幼子を抱きとめる「母」は大地を表すと作者自身は語っていた。

この「自然」像は、幼子が安心して全身を母に委ね、それを受けとめる母の頼もしさが背面にも表現されている。

DSCN6631.JPG

*大庭城址公園の木立に包まれている「自然」像、惜しむらくは、緑の苔をまといつつある。
大理石の輝く白さを保つには定期的な手入れが必要と思う。

熊坂作品に限らないけれど、せっかくのアート、いつまでも市民に愛される姿であるよう、市のバックアップをお願いしたい。


YouTubeインタビュー
《熊坂兌子〜彫刻がつくる地域のカタチ》
https://www.youtube.com/watch?v=_Lio_eymo1g

★【関連記事】
熊坂兌子の「平和の像」[2018年12月13日]
https://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/1076

★「平和の像」については、独立したリーフレットが藤沢市&藤沢市平和の輪をひろげる実行委員会の手で制作され、市内各所で手に入る。
下のサイトにアップされており、台座の16点あるレリーフについても鮮明な画像で見ることが出来る。ぜひ一見を――

https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/jinkendanjyo/kurashi/hewa/documents/1104heiwakinenzo2.pdf




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https://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/2587
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