二番構公園の彫刻群[2023年02月11日(Sat)]
◆藤沢のライフタウンにある二番構(にばんがまえ)公園は、水の流れに合わせて歩いて行くと、3つの彫刻群に出会う。
車で傍らを通り過ぎるばかりだったのを、今回は自転車を押しながら眺めて回った。
(北から南に向かうと、水が流れ下る方向に従って行く感じになる。)
最初にあるのは池中央の円いステージ上に三体の女性群像。
一枚の画面に三像をバランスよく収めるのに苦労した。
その先には水がめを抱えた女性像。
その水が真っすぐ流れ下った数十メートル先には、子どもたちが水遊びしていた。
右の、台上に座った子の方を別角度からも撮った。
いい表情で和む。
夏なら近くの子どもたちがやって来て一緒に水遊びに興じることだろう。
◆以上3点の彫刻には銘板など見当たらなかった。
小冊子『ふじさわパブリックアート』によれば、いずれも1985年に竣工したものだというが、制作者の名は書いていない。
辻公園などに無名のまま置かれた作品は少なくない。
企業体が受注して個人名を誌すのは適当でないと判断する場合もあるのかも知れない。
だが、その場合でも、工房名を刻すなど、工夫の余地はあるように思うが、どんなものだろう。
作品と制作者とをセットで考えたがるのは現代の習慣に過ぎない、とは思うけれど。
***
『ふじさわパブリックアート』(藤沢市アートスペース発行、2020年)はQRコードも付いていて目当ての作品を探訪するには便利だ。
ネット上に公開されてもいたので、下にリンクを張って置く。
⇒https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/bunka/FAS/wp-content/uploads/2022/01/789cbec5808728dc13285b8dc971875d.pdf