
コルベ神父 その3 ナチスのメディアコントロール[2016年01月17日(Sun)]
戦争法を廃止へ!安倍内閣は退陣を
1・19総がかり行動
1月19日(火)18:30〜
衆議委員第2議員会館前へ

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★上に先立って次の集会も憲政記念館にて行われます。
集会終了後、国会前に合流できます。
さぁ、安倍政治を終らそう 1・19集会
報告:小林節、SEALDsほか
1月19日(火)17時〜憲政記念館講堂
主催:立憲フォーラム/戦争をさせない1000人委員会
*ともに地下鉄「永田町」or「国会議事堂前」駅下車
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コルベ神父の布教活動とナチス
アウシュヴィッツの聖人コルベ神父が教えを広める活動の中心に据えたのは『聖母の騎士』誌の出版と普及であった。
そのために、本格的な印刷機を導入した。
ポーランドのニエポカラヌフ修道院でも長崎でもその方針は一貫している。
1939年9月にポーランドに進撃・占領したドイツにとってメディアをコントロールすることは重要だった。
コルベ神父と騎士会の活動もまたターゲットとなる。
コルベ神父の事跡を調査した記録(列福調査)に次のような記述がある。
「ドイツ軍の占領下にあって、マキシミリアノ神父はあらゆる種類の人々の心をとらえる非凡の才能を持つことを示したが、ドイツ軍警察はこの才能が及ぼす影響力、特に印刷物を通してのそれを見抜き、彼らの目的に利用しようとした。はては、ソハチェフ地区の当局を動かして、神父の姓名と家族がドイツ系であるゆえに、もし、ドイツ国籍を得てドイツに協力するならば、最高責任者に任命するとまで提案した」
だが、
「彼はいつもポーランドの息子であったし、今もそうであり、これからもそうであるだろうと言明し、きっぱりと彼らの提案をはねつけた」
アントニオ・リッチャルディ『聖者マキシミアリアノ・コルベ』
p402~403
懐柔策に失敗したナチスは中心人物の抹殺へと突き進んだ。
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◆「報道ステーション」の古舘伊知郎、「クローズアップ現代」の国谷裕子、「News23」の岸井成格といった、大事な仕事を担ってきたキャスターたちが次々と報道の表舞台から引きずり下ろされている。
一連の報道統制田舎芝居の勧進元が誰で、役者が誰なのか、おおむねはっきりしている。
だが、誰も彼もが「知らぬ顔の半兵衛」を決め込んでいる。
私たちはこの芝居の観客ではありえない。
端役か小道具係か、呼び込みあるいは木戸銭担当かは知らず、私たちもまたこの芝居の興行に関わる一人であることを免れないのだ、と思う。
◆「ニュース」「中継」が真実を伝えないので海外メディアに頼るしかない……とすれば、これってどこの国?
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長崎の聖コルベ記念館に展示されている印刷機や活字
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アントニオ・リッチャルディ『聖者マキシミリアノ・コルベ』
西山達也 訳、聖母の騎士社(聖母文庫)、2009年