アートが足もとにある学び舎[2015年12月12日(Sat)]
【再掲】★学習会のお知らせ★
『主権者教育』ってなんだ?
――教育の自由を求める学習交流集会
とき:12月20日(日)14:00〜16:30
ところ:横浜市開港記念会館 9号室
アクセス:JR・地下鉄「関内駅」徒歩10分
みなとみらい線「日本大通」駅1分
*資料代:300円
主催:学校に「思想・良心の自由」を実現する会
◆基調報告をする予定です。
未来をともに創るみなさんの参加を!
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足もとがアートだった!
◆空に赤みがやや残る夕刻、久しぶりに上矢部高校を訪れて驚いた。
車を停めて駐車場に降りた足もとに白い文様が浮かんでいるのだ。
アスファルト舗装に白いペンキで、花や蔓草や小さな生きものたちが描いてある。
前夜からの強風で吹き寄せられた落葉が、ことさらでない飾りとして加わっている。
肉眼で見れば宵闇の中でほのかに浮かび上がる文様として見える。
手もとのカメラで撮れば肉眼とは相貌を変えた作品として映る。
この季節なら、生徒たちが登校する朝には朝の光の中で露を含んだ文様として映ずるだろう。
もう少し寒さが増したころには、霜をまとった二相の白色が、見る者を楽しませてくれるだろう。
◆元同僚に聞いたら、卒業生の淺井君が美術陶芸コースの生徒たちと共同で制作したという。
現在、箱根の彫刻の森美術館で個展を開いている淺井裕介君だ。
*10月05日の記事、彫刻の森「淺井裕介−絵の種 土の旅」参照
→https://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/194
帰路の坂道、駐輪場を経て竹林の下を下りてゆく歩道にも文様が続く。
朝と夕方とでは、ここを歩くリズムも違って感じるだろう。
坂を中途まで降りた地点から駐輪場方向を見上げて撮った一枚。
夜の間も静かに土から萌え出て、伸びてゆく生命を感じさせる。
毎日同じような時間が繰り返すように見えて、実は全くそうではないことを、野外に描かれたこれらの文様が実感させてくれるのではないか。
この学び舎に通う者にとって、またとない贈り物だと思う。
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藤沢でも若い芸術家たちを身近に
◆辻堂駅北口が「テラスモール湘南」として賑わう中、この秋から藤沢市アートスペース(FAS)がオープンした。
若手作家の作品が紹介されていく。
◆チラシを開いたら、ここでも上矢部を巣立った懐かしい名前に再会した。
池田拓馬君。
今日12日から始まったオープン記念の第3期にインスタレーション作品で登場する。
写真右下:池田拓馬 《qualia/主観的な経験にもとづく独特の質感》2014
第3期 は「Discovery−特別な場所」というテーマで、2016年1月17日までの開催。
*藤沢市アートスペース開館記念展
神奈川県藤沢市辻堂神台2-2-2
ココテラス湘南6階
→http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/bunka/FAS/