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須賀敦子(あゝ/とうとう)[2022年01月21日(Fri)]


(あゝ/とうとう)  須賀敦子


あゝ
とうとう
おまへは
また
やってきた。
無限のひかりと
草を焦(こ)がす熱と
水底の静けさの晝(まひる)をつれて。
私はふたたび
すべてを
しっかりと
両手に にぎりしめ
菩提樹の香に咽せながら
燃えさかる
大地に
うっとりと
立つ。


    (1959/6/10)


◆凍ての夜に、思い切って夏の暑熱を想像させる詩を探してみた。

イタリアに留学しローマ滞在中の若き須賀敦子の詩作品が没後20年を機に公刊された。
『主よ 一羽の鳩のために』(河出書房新社、2018年)として陽の目をみた、いずれも1959年に生まれた詩群のひとつ。

光と水と大地を全身に吸いこむ。
湧き出づることばの一つひとつがまぶしく芳醇だ。



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