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益川敏英さん逝く[2021年07月30日(Fri)]


益川敏英さん逝く

◆物理学者の益川敏英さんが7月23日に亡くなった。享年81。

◆「九条科学者の会」や「安全保障関連法に反対する学者の会」の呼びかけ人・発起人として平和を守るメッセージを発信し続けて来た。
とりわけ軍・産・学共同で科学者が再び軍事研究に巻き込まれて行くことにNO!を突きつけ、学者・市民に倦むことなく訴え続けた。

日比谷公会堂での憲法集会であったか、手品まがいのエセ科学や詭弁に惑わされず、合理的・科学的に考える態度の大切さをユーモアまじえて語っていたのが忘れ難い。

警世の書『科学者は戦争で何をしたか』のことばをかみしめて、謹んでご冥福を祈ります。


ぼけっとしてたら子どもが戦地に連れていかれるぞ

(……)研究室に閉じこもっている研究者を、私はデモや集会に誘います。そうでもしなければ彼らは決して自分から動こうとしない。自分から社会の現実を知ろうとしないのです。彼らには科学技術の軍事利用に対する警戒心がないのでしょう。なければ、本人の目を覚まさせて、現実を見るように促します。

声をかけて面倒くさそうな顔をするやつには、「ぼけっとしてたら、お前の子どもが戦地に連れていかれるんだぞ」」と檄(げき)をとばすと、ちょっと目が覚める。「科学の平和利用を」と大上段に言うより、自分の子どもはどうなる、孫の生活はどうなる、徴兵制ができてもいいのかと、科学者が自分の問題として、生活者の目線で考えることが必要なのです。

「科学者には現象の背後に潜む本質を見抜く英知がなければならない」

これは坂田先生の言葉です。
私も同感ですし、今こそ科学者に本質を見抜く英知が求められているのだと思います。そして、その英知とは、自分の子どもや孫が将来どんな世界に住むことになるのか、責任をもって考えることから始まるのではないでしょうか。


坂田先生…名古屋大学で益川氏が師事した物理学者の坂田昌一氏(1911-1970)。

益川博英『科学者は戦争で何をしたか』p.114-115[第四章 軍事研究の現在] (集英社新書、2015年)より。
一部、漢字をひらがなに改めたほか、改行を施した。



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