CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
« 石川逸子「ロンゲラップの海」その3 | Main | 石川逸子「6名」 »
<< 2021年09月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
日別アーカイブ
大石又七さんのメッセージ[2021年03月24日(Wed)]

◆第五福竜丸の大石又七さん逝去を悼む声が各方面から上がっている。
2つだけ紹介したい。

(1)澤藤統一郎『憲法日記』3月22日記事
《大石又七さんありがとうございました。》
http://article9.jp/wordpress/?p=16471

◆大石さんの著書『ビキニ事件の真実 : いのちの岐路で』(みすず書房 2003年)の一節が紹介されている。
周囲の偏見や中傷にさらされて船員たちが押し黙り、被爆者であることを隠していった姿はヒロシマ・ナガサキ、さらにはフクシマでも繰り返されて今に至る問題であることを突きつける。その無念を乗り越えて声を上げ、伝え続けた勇気に頭が下がる。

◆第五福竜丸は現在、都立の第五福竜丸展示館として江東区夢の島に展示されているが、船を前にした大石さんの証言は500回を超えて続けられて来たという。
以下の同館ホームページに大石さんに寄せるメッセージがアップされている。
http://d5f.org/


***


(2)たんぽぽ舎から3月23日に届いたメールマガジンに、2011年秋、記者会見における大石さんの発言が再掲されている。

2011年11月15日、日本外国特派員協会、「ノーモア・ヒバクシャ・ノーモア・原発」記者会見で語った大石さんのことば(骨子)である。
(たんぽぽ舎メルマガ【TMM:No4156】(【No1255】から再掲)◆地震と原発事故情報 その240より)

57年前に起きたビキニ事件こそ福島原発大事故の「原点」
ビキニ事件を賠償もせず――その見返りに水面下で原発を要求


 ビキニ水爆実験被爆者 元第五福竜丸乗組員 大石又七

◎福島原発大事故は今から五七年前に起きたビキニ事件の原点にさかのぼって考えなければ正しい答えは出てこないと思っています。
誰がなぜ、危険な原発を地震大国である日本に導入したか、そこが一番重要なところだと思います。

1954年、私は元第五福竜丸という漁船の乗組員で、アメリカが広島に投下した原爆の約1000倍という巨大な水爆実験に遭遇した被爆者です。
その爆発で起きた『死の灰』を日本に持ち帰ったことから太平洋や大気圏が強力な放射能で汚染されていることが分かり大事件に発展していった、これがビキニ事件です。

後に残された資料からいろいろなことが分かってきました。
1946年から1958年にかけてアメリカ軍だけでも、このビキニとエニウエトク環礁を使って67回の大気圏核実験を行ない、合わせて100メガトンの核爆発を繰り返しました。この100メガトンの爆発は、なんと広島型原爆を毎日1個ずつ18年間落とし続けた量というから驚きです。

◎水爆は巨大な爆発威力だけではありません。爆発と同時に27種類もの恐ろしい放射能を撒き散らします。それらの放射能は半減期が何十年、何万年というもので人間の体内に入り込み、染色体を傷つけながら体の内側から攻撃するという内部被曝を起こしていました。
染色体を傷つければ死産や奇形児の原因を作りだし、子孫へと繋がっていきます。半減期の長い放射能が食物連鎖や風などに乗って地球上を漂い、誰のどこに取り付くかは現在の科学や医学では計り知ることは出来ません。これが見えない放射能の恐ろしいところです。
貴方もすでに被爆者になっているかもしれません。

◎東日本大地震と津波が福島原発を破壊し放射能が今襲い掛かっています。
私は言いたいです、当時、核、放射能の恐ろしさをあれほど教え警告したのに日米政府は事件を握りつぶし隠しました。
その結果どうなりましたか。核兵器も広島型原爆よりずっと威力を持つようになり、2万3000発の核弾頭が実弾となって出来上がり、人類を脅かしています。この重要な意味を持つビキニ事件を賠償もせず、わずかな見舞金、責任も核実験も容認してその見返りに水面下で原発を要求したのです。

◎この人たちにこそ重大な責任があるのではないでしょうか。

ビキニ事件は過去の終わった事件ではありません。あのときから始まった事件です。それなのに誰の口からもビキニ事件という言葉が出てきません。
当時アメリカは自由諸国にウランを提供し、軍事ブロックを築こうとしてCIAの職員を読売という大きなメディアを目標に打診してきました。
これを知った読売新聞社主の正力松太郎氏は、日本中が核実験反対で燃え盛っている矛先を変え、原子力の平和利用といって自分の持つメディアをフルに使って、原発導入の宣伝を大々的に行ないます。
政界では中曽根康弘代議士が青年将校などと言われながら危険を伴う原発をアメリカの意向に沿って先頭に立ち、ビキニ事件の3日後に2億3500万円の原子力予算を国会で通過させます。

◎原発を日本に導入した経緯を知れば今起こっている大事故の責任、賠償の方向性も見えてくるはずです。


*******

◆現在再稼働の原発は9基(うち運転中は4基)。新基準「適合」として待機中が7基、審査中11基。廃炉が決定しているのは24基にすぎない。
だが、フクシマ第一の格納容器には200年先も人は近づけぬという。
原発ゼロを決断するほかないではないか。


この記事のURL
https://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/1899
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
 
コメントする
コメント
検索
検索語句
最新コメント
マキシミリアナ・マリア・コルベ
コルベ神父のこと その2 (06/23)
タグクラウド
プロフィール

岡本清弘さんの画像
https://blog.canpan.info/poepoesongs/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/poepoesongs/index2_0.xml